宝塚大学様導入事例
宝塚大学
- 大学紹介
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宝塚大学様は1987年に芸術大学として開学され、「芸術と科学の協調」を建学の精神に掲げ、芸術にIT・マルチメディアを取り入れた教育を展開されています。2007年には東京メディア・コンテンツ学部を、2010年には看護学部を開設され、現在では「芸術」と「看護」の2分野2学部・大学院修士課程・専攻科を有する大学へと進化を遂げられています。また、東京と大阪の二拠点にキャンパスを構えられており、2つの都市それぞれで特色のある教育環境を学生に提供されています。「心に働きかける芸術と看護教育」を目指し、社会で実践できる人材の育成に注力されています。
今回は情報センター センター長 三浦様にGAKUENサブスクリプションサービスを利用した低コストでのシステム導入について伺いました。
ー 導入済みプロダクト
GAKUEN RX1.0 GAKUENサブスクリプション Unlimitedプラン
UNIVERSAL PASSPORT RX1.0 GAKUENサブスクリプション Unlimitedプラン
導入の目的・経緯を教えてください。
本学では、学生ポータルの充実が課題となっていました。そこで、学生とのコミュニケーションを一元化でき、かつLMSや学修ポートフォリオの機能も備わっているUNIVERSAL PASSPORT(以下、UNIPA)の導入検討を開始しました。
そのほかにも本学では東京と大阪にキャンパスを構えていることから、オンプレミスではサーバ間の通信コストが必要となること、また組織の規模が小さく、サーバ台数や管理要員が限られていることも課題となっていました。GAKUENサブスクリプションサービスであれば、クラウドサービスで複数キャンパス間での通信コストが不要である点、サーバ管理が不要で管理要員が削減できる点、さらに定期的なバージョンアップも可能であるという点に魅力を感じ、GAKUENサブスクリプションサービスの導入を決定しました。
業者選定から導入までの過程を教えてください。
システム導入に向けて情報収集を開始したのは2021年6月頃です。2022年4月にシステム業者を選定するためのワーキンググループを設置し、その後6月にはGAKUENとUNIPAの導入を決定しました。10月に契約を結び、翌年2023年4月には稼働開始というスケジュールだったため、導入自体は約半年で実施しました。学内の事情で十分な導入スケジュールを確保できず、システム全体を理解することに苦労しました。特に各機能の関連性を把握することと、性格の異なる二学部、二拠点で同一のシステムを使用するための設定を検討することは困難でしたが、初期設定や旧システムのデータ移行をJASTに大幅に支援いただいたことで、稼働を開始することができました。
導入の効果・今後の展望を教えてください。
現在本学では、学籍管理や授業管理、履修登録、掲示配信、出欠管理等、教務全般でGAKUENとUNIPAを利用しています。「学生とのコミュニケーションを一元化できる学生ポータルの実現」という導入目的は達成できていると感じています。また、授業情報を一元管理できるLMS機能にも利便性を感じています。
日頃の業務効率化という面では、UNIPAの機能を用いて各ユーザの利用機能を確認できるため学内での問合せに対応できる点に利便性を感じています。システム検証用にテストユーザを登録せずとも、スムーズに問合せ対応をできる点が便利と感じています。また、旧システムはクローズドネットワーク上の個別端末でしか利用できませんでしたが、GAKUENとUNIPAはインターネットに繋がれば利用可能であるため、特定の端末でなくても運用・作業できる点も助かっています。
GAKUENサブスクリプションサービスの導入で、システム運用に不安がなくなり、また、GAKUENとUNIPAに情報が集約されつつあることにメリットを感じています。
今後、さらにGAKUEN・UNIPAでの学生情報の一元管理を進めるため、就職や入試についても導入を検討しています。